ふと思うことってあなどれませんよね、というか「ふと」=「仏図」だとしたらそれはもう神のお告げ以外の何物でもないのです。スーです。
本日もお越しいただきありがとうございます。
今日ふと「アナスタシアのブログを書こう」と思った私はこの仏図の太さを痛感したのです。
なぜなら、前記事の続きのページにあった内容が今の私にどビンゴで、まさに「今これ読んどけよ」というお告げ以外の何物でもないと感じたからです。
まあ、こういうことはよくあることですよね。誰にでも。
でも、このふと思うことを後回しにせず、ふと思った瞬間にさっと行動できることが人生において大変重要だと思います。
それが難しい?
それは確実に、時間と環境と強固な固定概念で自分をガチガチにパッケージしているといって間違いないでしょう。
ふと思うことを優先的にこなしていくことで、そのしがらみは随分と取り払われるのではないでしょうか。
私も今日から、ふとにじゃんじゃんスポットを当てていこうと思います!
それでは約2年ぶりの投稿、一体何がどビンゴでどんな結末に導いていくのかをとくとご覧あれ。
ロシアの夜明けは秘密の開示によって始まる
この本がロシアの本だったことは覚えていますか?
私はこのシリーズ本を読むまでロシアに対して特に良い印象は抱いていませんでした。
特別嫌っていたわけでもないですが、興味の対象外でしたね。
ところが今や、私が一番行きたい国イコール「ロシア」・・・そりゃ肌でシベリアを感じてみたいもんですよね。
アナスタシアの一族がロシアのシベリアという僻地に生きていたからこそ、現代の物質至上主義、経済至上主義社会と距離をとって古の叡智を脈々と引き継いでこれたのですよね。
そのロシアという国に明るい夜明けが訪れるということは地球全体が目覚めていくということなのだそうです。
夜明けの美しさは物質や経済よりも先に精神と意識から
前回に引き続き、メグレ氏とアナスタシアの祖父はまだ会話を続けています。
祖父「美しい夜明けは、ただ感嘆し賛美すべきものだ。それがなぜ起こっているのかについて思いを巡らしはじめると、喜びは消え失せ、あちこち掘り返して情報を捜し回るのにやっきになって、結局は何も得ず何も変わらないということになる」
祖父「さまざまな情報を捜し回ったりして自分の脳を苦しめる必要はないのだよ。ー中略ー きみにはきみに与えられたものが与えられた。きみの意識には、そのほかの何も受け入れる準備ができていないし、それはそれでいいことなんだ。できるなら、ただ単純に、夜明けの美しさを鑑賞するようにしてごらん。それが何より大切なことだ」
2025年が、経済的にも精神的にも大きな転換期であることは、経済界の人もスピリット界の人も納得のところだと思います。
この本が書かれたのは随分前ですが、それでも今私がこれを書くという事実にもしかしてアナスタシアの意図が乗っているのだとしたら、おもしろいなと。
実業家として活躍していたメグレ氏にとって、ロシアの夜明けとは
- 物質的な豊かさ
- 経済の全体的な向上
シベリアの世捨て人アナスタシアを愛する祖父にとって、ロシアの夜明けとは
- 物質的環境は人間の精神と意識に依存する
- 秘密を明らかにすることで根源なるものの叡智と人々の能力が復活
- ロシアの新しい夜明けが地球全体へと広がる
いわゆる「思考が先、現実はあと」ってやつですね。
夜明け前にいる私たちはつい、空腹で着るものもなく裸でいる人に賢者の哲学は何の意味ももたないと思いがちです。
しかし、その状態の人にただ物質を与えるようなことをしたら?何か意味があるでしょうか?
祖父「なぜそういう現象が起こっているのか、それを考えないといけない。それぞれが自分で考えないといけないのだ。責任のありかをほかの人に探してはいけない。きみ自身の内面が変われば、その周りのすべてが、暮らしの豊かさも含めて変わる」
ああ、こんなところにも量子場理論が!
「まずは秘密を開示せよ」に強烈に反発するメグレ氏
ロシアの夜明け、さらには地球の夜明けを避ける理由なんてありません。
それはメグレ氏であってももちろんそうですし、何か自分にできることはないものかと祖父に尋ねます。
それに対する祖父の返答に、メグレ氏は息が詰まりそうなくらい強烈に反発するのです。相変わらず分かりやすい性分ですね…。
祖父「私の孫娘がきみに開示した最初の秘密を明らかにしなさい。杉の実からどのようにして癒しのオイルがとれるかを本に書きなさい。何も隠してはならないよ」
ふんふん、アナスタシアから教わったことなのだから、それを本に書くことが特別反発するようなことではない気がしますよね。
いやいや、そんな甘いもんじゃないですよ。
あの世界一と言ってもいいくらいの癒しの力を持つ杉の実オイルは、闇の勢力が全力で手に入れたいと願うほどのものなんです。
そのオイルのごく詳細な抽出方法を、メグレ氏はアナスタシアから伝授されました。
さらにそのオイルの現代社会での流通状況や利益率、出回っている偽物について、メグレ氏は私財全てを投資して調べ尽くしたのです!
で、どうなったか・・
家がない…
パソコンがない…
会社が破産に追い込まれている…
それを取り戻すためには、非公開の正しい抽出方法で杉の実オイルを生産し、自分で売らなければならないんです。
それなのに!
祖父は、その特許どころでの話ではない隠された技術を全て開示せよと言ってきたのです!
おい、待て待て待て待て。
となるのも分かりますね…。
夜明けのときにバカのままでいたくない!
この章には、笑っちゃうくらい「バカ」という言葉が出てきます(笑)
これもおそらくは意図なのでしょうね。
バカにされたくないというのは強烈なプライドですからね〜。
そんなことをひっくるめて、その手に握りしめている秘密をすべての人に開示せよと言ったのでしょう。
祖父は見抜いているのです、メグレ氏が私財を投げ打った本当の理由を。
でもよく考えてみて下さい。私も今回読み返してみて「あれ?」と思ったのですが、アナスタシアから杉の実オイルの正しい抽出方法を詳細に聞いたのであれば、それをそのまま実行すれば良いのではないですか?
それをメグレ氏はなぜか私財を投じて裏付けの確証を得ていくのです。なぜ?
そう、アナスタシアを信じていないから…。
そこまではいかなくても、やはり手放しで実行に移せずアナスタシアが言ったことをすべて検証していったのです。
祖父「きみはアナスタシアを直ちに信じることができなかったために、全部チェックして調べ上げた。きみの信頼感の欠如が、多くのお金と時間の浪費を招いたのだ」
メ「そうですよ、私はチェックしましたとも。それは必要なことだったんです。しかし、もう私はバカになるつもりはありません」
メグレ氏は、アナスタシアが繰り返し言っていた言葉を守ってきたせいでバカ呼ばわりされていると言います。
アナ「何も隠してはいけない。いいことも悪いことも。プライドという自尊心を飲み込みなさい。ばかげた人と思われたり、誤解されたりすることを恐れないで」
言われたとおりこれまで何ひとつ隠さず書いてきたメグレ氏を待っていた現実が
メ「本の中の私は完璧なバカという印象になっています」
せつない・・・。
「精神性がない」
「理解できていないことが多い」
「礼儀知らずで品がない」
「あんなことをしてはいけない」
「アナスタシアがあなたに何を見ていたのか」
「無神経で臆病者だ」
せつなすぎる・・・。
想像して下さい、これエゴサーチで目にするのとは訳が違って、面と向かってぶつけられるのです。しかも同じマンションに住む住民からも…。
そりゃ「夜明けのときにバカのままでいたくない」ですよね。
すべてはメグレ氏を救うためにアナスタシアがやったこと
そしてメグレ氏は気づいてしまっているのです。
自分の意思でアナスタシアの言う通りにしてきた、死ぬまで忘れられないような恥ずかしいことを書いた本が、自分が死んでも生き続けるということを。
メ「この本自体が命をもっていることがわかってきています。なんと、これは私より長生きするんです!」
だからこそ、せめて、生きている間にその代償を回収したいと思っているのでしょう。
そこまでまくしたてたメグレ氏はちらりと老人に目を向けます。
老人の頬には涙がひとしずく伝っていたのです。
アナスタシアにはお世辞や賞賛を遮断する意図があった
アナスタシアのことを信じられず、誤解といらだちという痛みで返すメグレ氏に失望したのでしょうか。
まあそれ以上に、アナスタシアの意図が理解されていないことへの哀れみのような気がしないでもないですね。
すべては織り込み済み、緻密に計算されたメグレ氏への愛のあらわれだったのです。
闇の勢力が束になって襲ってくるのを、全部アナスタシアがひとりで引き受けて自身を危険にさらすことで、メグレ氏を笑いものにするどころか救ったというのです。
とにかくプライドという自尊心と自負心を手放せるように意図
それが結局は人を破滅に陥れるから。
祖父「人々にバカと呼ばれる人はバカではない。お世辞を本当だと思う人がバカなのだ。ー中略ー 賢者の中にさえ、これらの罪に抵抗できている人はほとんどいない。プライドという自尊心は、不自然なイメージを創りあげ、その人の内の生きている魂を覆う。過去の哲人や現在の天才と呼ばれる人たちがほとんど何も創り出せていないのはそのためだ」
要は、お世辞や賞賛をよりつけないように仕組んだ、ということです。
このことはシリーズの中で何度も出てきますね。
やはりそういったものは人を惑わせやすく、精神も肉体も蝕んでいくということかもしれません。
また、それを遮断することって本当に至難の業だと思います。
賢者や哲人でさえこれに抵抗できないわけですから、いやむしろそういう立場にある人は元々バカだということだったりして…。
笑いものにされたらユーモアだと捉えよう
アナスタシアがメグレ氏を多くの不幸から守っている間にシリーズ本を全9巻書き上げれば、自分が本当は何者かがわかると祖父は言います。
祖父「今きみが何者なのか、それを言葉で言うのは難しくない。きみは今のきみだ。きみが感じているきみ自身だ」
今の自分が自分である。
それ以外にないですね、ほんとに。
しかし、面と向かってバカだの無神経だの臆病者だの、そう言われるのを黙って受け入れるのはかなり厳しいと分かります。
そこで提案される祖父からのアドバイスが秀逸なのです。
祖父「人々がきみに臆病者と言ってくる話・・・それはまったくナンセンスだ。ユーモアととらえればいい。彼らに、装備なしで三日間をタイガで過ごすよう提案しなさい。洞穴で熊と一緒に寝るようにと。さらに完璧を期して、ひとりの狂人(=アナスタシア)をお供にしなさいと言えばいい」
祖父「批判者はその狂人と一緒に寝てもらおう。タイガの森の奥深くで狼の遠吠えを聞きながら。彼らにはそれができると思うかい?」
そして二人で大笑いするのでした。
洞穴で熊と一晩を共にしたメグレ氏はこちらです↓↓
まとめ:全私財を投資するほどの情報でさえも全公開することの意味
38投稿目にしても、やはりそこには「プライドという腐った重しを捨てよ」と書かざるを得ないわけです。言い方
メグレ氏は思慮深いアナスタシアの祖父のおかげで、現実を受け止め今の自分にできることをしようと決めることができました。家もないのに・・・。
本当にすごい決断です。
私やあなたにできるでしょうか。
困っている人を助けようとか、恵まれない人に愛をとか、地球をよくするためにとか、そんな綺麗事のために私たちは果たして握りしめているプライドを捨てられるでしょうか。
結局綺麗事だと認識している限り、それはできないですよね。
苦労して散財して骨身を削ってなんとか手に入れた唯一無二の隠された秘密。
それを嘘偽りなく全世界に公に明かし、自分だけの莫大な利益になるというチャンスを手放すくらいのことでないと、タールのようにへばりついたプライドという自尊心は捨てられないのかもしれないなと思ってしまいました。家もなくしたのに…。
本の続きでは「杉の木から癒しのオイルを抽出する方法」が詳細にまとめられています。到底真似できませんが…。
気になる方はぜひアナスタシアシリーズ第2巻を読んでみて下さいね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。