アナスタシアがお金について言及しているところはとても面白いですよ。
お金についてというか、人間が闇の勢力に完全に支配されたきっかけについて、プライドとお金の関係についてを踏まえて説明しているんですが、それがコントなんです。
ぷぷってなるんです。
中堅のお笑いコンビがコントにして演じたら面白いかもな〜と妄想してしまいます、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
ちょっと罰当たりな感じがしないでもないですが、別にこの本が宗教の経典というわけでもないし、絶対従わないといけないものではありません。
楽しんで読んでこそしっかりとインプットされるのではないでしょうか。
ようやくこのアナスタシアシリーズの記事作成にエンジンがかかってきました。
最初の頃は自分が何を書いているのかよくわからず、無駄に時間だけがかかっていました。
引用も多くて読む側の人が読みやすいかどうか紙一重な記事が多いですが、それでもこうして記事を重ねていくうちに、だんだん自分の行動の意味が見出せるようになってきました。
全然すごいことじゃなく、全然重いことでもなく、ただただ一人でも多くの人がアナスタシアとつながるきっかけをここで作れるといいな、本当にそれだけです。
間違っても、
「よし、私もアナスタシアのように生きたいから森の中へ行こう!」
なんて早まらないでくださいね。
森へ行く前にあなたの中に渦巻く「プライド」という最悪の害毒を消し去る努力をしなくてはいけません。
では、今回はその「プライド」と「お金」についてまとめたいと思います。
人間に死をもたらすのは【プライド】と【お金】
プライドとお金、みなさん持ってますかー?
持ってない人、いないですよね。
プライド無し、お金無しではなんとも生きにくい世の中ですから。
持つしかなかったんですね、人間は。
そしてその2つのおかげで地球にいろんな災いが起きているとしたら…。
捨てられますか?自力で。
【プライド】
アナスタシア、この「プライド」という自尊心について語り出すと、本の文調からでも伝わってきます、切なさというかどうしようもなく悲しい感じが。
「理解しないといけない、ウラジーミル。人間の世界に起こる悪いことはすべて、人間自身が霊的存在としてのあるべきルールに違反して、自然との繋がりを失ったときに自ら引き起こしている」
とにかく人間がどんどん地球を汚していっているのですね。
それに気づく人が増えてくると状況は変わるのでしょうか。
「人間に死をもたらす大罪はプライドという自尊心。ほとんどの人はこの罪に支配されている。
この罪のはかりしれない害毒について、今あなたに詳細な説明はしない。自分で考えるか、あなたに会いに来る賢明な人たちの助けを借りるかして」
この根本には自分で気づいて欲しいということがあるのでしょうか。
そしてプライドがそこまでの大罪だという意識なんて持てない人が大半だと思いますが…。
逆に「プライドを持て」と言わんばかりの風潮もありますよね。
それが闇の勢力の仕業かもしれません。
【お金】という道具
私たちが「プライド」を持ち続けるということは、光の世界が闇の世界に侵食され続けるということだとアナスタシアは言います。
「光の勢力の対極にある闇の勢力は、人間がこのプライドという罪を手放さないよう秒刻みで働いていて、お金はその主要な道具。
お金を考え出したのは彼ら闇の勢力」
偶然でも必然でもなく、お金という道具は【闇の勢力】が人間を神と接触させないため、神の光を与えないために作り出したものなのです。
支配されまくってますね、世界は。
お金を中心に回りまくってますね。
でもよく考えたら、価値をお金に変換するってものすごく不自然なんですよね。わかります?
意味のないことというか、全人類が同時にお金という道具を放棄したらそれはそれで世界は回るんじゃないかと。
ただ今のような世界を維持していくには好都合で、なくてはならないものだという側面もあります。
今でも絶対にお金という価値でははかれないものがたくさんあります。
いや、怪しいか…。
命も愛も体も感情も、立派なビジネスが成立していると言わざるを得ないところもありますね。
闇の勢力の絶え間ない努力とは?
【闇の勢力】相当頑張ってますよ。
もう躍起になって惜しみない努力を捧げています。
「闇の勢力は、分刻みに動いていく技術優先社会の魅力で人間の意識を奪い、聖書にすでに示されているシンプルな真実と戒めから離れさせて、それについて考えないようにしむける。
彼らはそのもくろみに絶えず成功している」
努力の賜物ですね。
見事に成功しています。
もちろん何千年も続いているこの対立のあいだ、イエス・キリストやモーゼ、ゴータマ・シッダールタのように悟ってしまった者もいなくはなかったのかもしれない。
書物なども残してくれて、いつでもそれを開けば教えや知恵に触れることもできるのに、人類はそれを深く理解せず、この罪に対抗する方法も考えてこなかったのです。
「闇の勢力はこの発明を誇らしく思っている。
彼らはお金を発明したから、自分たちは光の勢力よりも強いとさえ思っている。
そして彼らはそのお金を、人間に人としての本来の目的を忘れさせるために用いる」
プライドにもお金にも、人が幸せになれる要素がないのがこれで納得できる気がします。
今は、お金がないとこの社会生活を楽しむことができないという先入観しかないですが、それに支配されたりそれを追うことが目的となってしまうと、どんどん不幸になっていくのかもしれませんね。
アナスタシアが考案した仕組み
アナスタシアがおもむろに話し始めた、銀行での約束事。
私もこれは一体何の話や!?
と思いましたが、先ほど述べたようなお金の意味、闇の勢力が全権力を持っているお金というもの、それをなんとか一掃しようとしてアナスタシアが懸命に戦っているんだとわかります。
「銀行口座からあなたのお金をおろすときは、これからいう条件を守らなといけない。
まず、お金をおろす日の3日前からアルコールを断つこと。
次に、銀行に着いたら、銀行の支配人に、アルコール検知器を使ってあなたがこの条件をクリアしているかどうかを、少なくとも2人の証人が見ているところで検査してもらわないといけない。
この第1条件をクリアしたら、第2の条件に進める。
第2の条件は、支配人とその2人の証人の前で、最低9回お辞儀をすること」
ね、シュールなコントでしょ。
闇の勢力を怒らせた仕組み
そりゃあもう、ものすごい剣幕で怒りますよね、ウラジーミル。
「これはもう完全に異常としか言いようがないね」
「私は2日以上も、あたまのおかしいきみの、わけのわからん話を真剣に聞いたいたんだ」
「話にならない!私がどれほどの笑いものになるか、どうしてわからないんだ!」
「きみはここタイガ何度でも好きなだけおじぎをしていればいいさ」
この苛立ちはもちろんアナスタシアに向けられていますが、同時に自分自身にも向かう怒りだと、メグレ氏は言っています。
そしてアナスタシアもまた、その荒れすさんだ怒りの言葉を浴びせられてショックでうなだれるどころか、なぜかまわりを静めようとしていたのです。
「彼らの怒りはあなたの中に入った。
あなたは叫び、私に向かってあらん限り、ののしり言葉を浴びせはじめた。
彼らは私を怒らせようとした。私の中にあなたにたいする怒りを爆発させたかった。
でも私は絶対にそれをしない」
このメグレ氏の怒りを見て、アナスタシアは確信したのです。
彼女が考案した条件が成功だったことを。
数千年もの間、順調に機能してきた彼らのシステムを崩壊させる道を見出せたと。
滑稽すぎる演出は果たして…
では、この、メグレ氏がお笑い芸人扱いされてしまうかもしれない条件を、本当に銀行で行った場合、果たして門前払いを食らうのか、丁寧に対処してもらえるのか、気になるところですよね。
メ 「銀行に指示書かなんかを書き送るつもりかい?それとも命令書で発布するのかな?」
ア 「いいえ。彼らはそれをあなたが書く本で読む。そしてそこに書いてある通りにあなたを扱う」
メ 「どうせそんなことできるはずがない。そんなばかげた条件どおりに私に対応してくれる銀行などどこにもない。どれほどきみが真剣にその光景を型どってみたところでね」
ア 「銀行は同意してくれる。進んであなたのために講座も開いてくれる。正直な経営を望む銀行だけが。そして人々は信用してその銀行にどんどんやってくるようになる」
アナスタシアはまったく臆する事なく、完全に自分の考案したシステムが正しいと思い込んでいるのです。
一歩も譲らないその姿勢にはメグレ氏や私たちや神に対する「愛」しかないんです。
この大罪に人間が気づくとき
「私はどうしても、この死に至る危険、精神の腐敗をあなたから取り除いてあげたかった。
それで、この闇の勢力のメカニズムが弱まり、破壊され、あるいは逆に、罪の根絶に向かって作用するような、あなた専用の仕組みを考えた」
その仕組みが完璧だったゆえに、闇の勢力のすさまじい怒りをかったのです。
「アルコールという、人を酔わせる毒を飲むことを制限されたり、傲慢さや頑固さを制限されることが、あなたにとってそんなに恐ろしいこと?
あなたは何にたいしてあんなに怒っていたの?
わかるでしょう?あなたの中で暴れまわっていたのは、プライドという罪」
彼女は銀行で深々とおじぎをするという、こっけいで誰が見ても常軌を逸した場面を創出し、そこに何かとてつもなく深い意味を賦与したのかもしれないですね。
この大きな罪に気づいた人たちが増え、アナスタシアの世界観を共有したいと思う人が増えていくことが、何よりも【闇の勢力】にとっては痛手となるのかもしれません。
まとめ
それでもやはり、お金があって仕事も充実してみんなから尊敬されているような人は人生が豊かなのではないかと指摘するメグレ氏ですが、アナスタシアは、
「すべては錯覚」
と一蹴するのです。
そういう人たちの内面に隠された微妙なもの、またその人に「光」がどれほど見えるかという明確なものでアナスタシアはきちんと判断しているのだと言います。
メグレ氏が真に「お金は主要なものではないこと、お金は人間の魂に温かい真のやすらぎをもたらすものではないこと」がわかるようになるから、これから本を通して有名になり、お金持ちになったとしても傲慢にはならないと、アナスタシアは太鼓判を押すのです。
そして、銀行でお金を引き出すたびに、のあのこっけいなやりとりをきちんとこなすことによって、プライドという自尊心からすっかり解放されるというのです。
なるほど〜。
確かにプライドなんてあったらあんなこと出来ません。
そして、それをしないとお金を引き出せないとなると…、もしかしたらみんなそれを繰り返すようになり、プライドとさよならできるのかもしれませんね。
アナスタシアは「いまのところ、私はこれをあなたのためにだけ考案したけれど、ほかの人々のためにも何か考えようと思っている」と言っていますが、一体どんな仕掛けが私たちを待っているのやら。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。