【アナスタシア】シリーズ、いろんなネタを書いてきましたが、実は一番最初に私が「すげーな」とそれまでの常識が覆されたある根本の叡智の話があります。
それが、シベリア杉の話です。杉と言っていますが、正確には松です。
杉も松もそこら中に生えていて、特別な感情を抱いたこともなかったです。
小さい頃、山奥の祖母の家に遊びにいった時はいつも
「杉の木のピンと伸びたのはあんたらで、小さい杉の木は私らおばあちゃん」みたいなことを言っていたのは覚えてます、スーです。
本日もお越しいただきありがとうございます。
まあ、兵庫県の山奥の杉の木と、シベリアのタイガに群生する杉は全く違うシステムで息づいているのかもしれませんが…。
とにかく、シベリア杉というのは、ただそこに生えているわけではなく、宇宙との通信システムの一つのようなもの、アンテナといえばわかりやすいでしょうか、そんなものだったのです。
老人が語るシベリア杉の生き様
こちらの記事↓↓↓で、メグレ氏に興奮気味にシベリア杉の話をした老人、
そう、アナスタシアの祖父たち、今回は彼らが何を語ったのかを詳しく見ていきたいと思います。
メグレ氏は起業家であり、仕事のついでに立ち寄った村での出来事ということもあって、その老人が語る奇妙な話は、最初相手にするべきものではないと判断します。
しかし、現物、その老人の首にぶら下がっていた「木片」を見た瞬間に、何か強烈なものを感じずにはいられなかったのです。
3年間磨いた木片の芳香
この2人の老人のまわりに漂うなんとも表現しがたい心地良い香り。それは、ただシベリア杉の木片から発せられているものではなく、木片を身につけた人の体からただよっているというのです。
優しくて芳しい香り。
それは人工的につくりだした香りとは比較にならないと老人は力説します。
杉の木片を身につけ、本人の指で磨かれ続けると、3年で誰が見ても美しいものとなります。
特に女性にとって最高の装飾品となるという理由は、その木片の輝きだけではなく、それと同調した本人自体から発せられる芳香の効果も大いにあるでしょうね。
宇宙のエネルギーを貯蔵するシベリア杉
そんな木片を指で小刻みに磨きながら、老人は何のためらいもなく、当たり前のように言います。
「神は宇宙のエネルギーを貯蔵するために、シベリア杉を創られた」
まず、この基本にある仕組みは、
↓↓↓
頭上を運行する惑星に1秒にも満たない早さで届く
↓↓↓
瞬時に反射し、再び地球に戻ってくる
↓↓↓
生きとし生けるものすべてに命を与える
というエネルギーの反射システムです。
シベリア杉の何百万という針状の葉は、昼も夜も、あらゆる波長の光のエネルギーを捉えて、その550年という寿命の間ずっと蓄積していくのです。
たった1本の小さなシベリア杉でさえ、人間が地球でつくりだすエネルギーをすべて合わせたよりもずっと多く、人間に益となるエネルギーを内蔵しているといいます。
では、なぜそのエネルギーを放射せずに蓄積しているのか?
それは、
です。
人が放射するエネルギーの中でも、『光の勢力』によるものだけが宇宙へと飛んでいきます。そしてあらゆるものに益となり恵となる放射のみが、再び宇宙から地球へと戻ってきます。
光があれば闇がありますね。
邪悪な感情の影響下にある人間からは、『闇』が放射されます。この闇の放射は上昇できず、地中深く降下していくのです。そして地球の中心部に到達すると、はね返って、
- 火山の噴火
- 地震
- 戦争
となって地表に戻ってくると…、こわ。
この『闇』の放射の究極の作用、それは
邪悪・・・その人自体も知らず知らずのうちにどんどん邪悪なものを受け取ってしまっているということなのでしょうか…。
邪悪が邪悪を呼び寄せ、強化されていった先に、はね返って災害となる、近年の度重なる災害に次ぐ災害、こうなると光のエネルギーは不足していると思えてきますね。
いよいよシベリア杉に貯蔵されているエネルギーの出番なのかもしれません。
「私を切り倒して、エネルギーを地球のために用いて」
500年生きたシベリア杉は独特の『音』を響かせるようになります。
その静かに響く『音』で人間に語りかけているといいます。
「私を切り倒して、蓄積したエネルギーを地球のために用いてほしい」
と。
3年間、シベリア杉はそのサインを出し続けるのです。その間に人間との接触がないと、貯蔵してきた宇宙からのエネルギーを人間に直接与えるチャンスを失います。
すると、なんと、その木は自分自身の中でそのエネルギーを燃やし始め、この拷問のような苦しみに満ちた燃焼と死にゆくプロセスは27年間も続くのです。
そして、実際にこの老人たちはそういうシベリア杉に出会ったのです。
- その木は2年間鳴り続けていた
- 残された時間を少しでも伸ばそうとして、非常に小さな音で鳴っていた
- 残された時間は1年
この杉の木を何としてでも切り倒して、人々に配らなければならない、ゆえに、メグレ氏に力を貸してほしいと懇願していたのです。
従業員が目撃したものとは?
老人の話は長く、すっかり引き込まれていたメグレ氏でしたが、従業員の話で我に返ります。
すでに全員が乗船して出発の準備も完了し、メグレ氏と老人の会話が終わるのを待っていると言われました。
老人2人に別れの挨拶をし、メグレ氏は急いで乗船してしまうのです。
従業員が聞いたこと
メグレ氏を急かしに来た従業員は、実はあの場に少しとどまっていたのです。
彼女が何気なく老人たちの方に目をやると、船に向かって歩き出したメグレ氏の後ろ姿を、動揺した悲しげな目で追っていたといいます。
そして、悲痛な声でこう訴えていたのです。
「どうしてこうなんだ? どうして彼らはわからない? 彼らにはいったいどんな言葉が通じるんだ? 私は彼に信じさせることができなかった。失敗したんだ! 私の話は何も通じなかった! まったく何も。どうしてだ? 教えてくれ、父さん」
そして、年上の老人は息子の方に手をおいて、静かに答えたといいます。
「説得が十分でなかったからだよ。だから彼らは理解しないのだ」
どうにか伝えたい、なんとかわかってほしい、そんな思いはメグレ氏にも伝わっていたはずです。メグレ氏本人も、
と語っています。
しかし、現実には、老人たちの提案は受け入れられずに終わってしまったのです。
従業員が手にしたもの
この女性従業員も2人に背を向けタラップを上ろうとしました。
すると、年下の方の老人が突然走りだして彼女を追いかけてきたのです。彼女の腕をつかんで、タラップを引き戻し、岸辺の草むらに降りました。
「彼は急いで杉の木片を吊るしたひもをポケットから取り出して私の首にかけ、私の手をとって、私の手で木片を胸に押し付けるようにしました」
その瞬間、彼女は全身に身震いのようなものを感じたと言います。
老人のあまりの素早さに、彼女は一言も発することなく岸辺をあとにしました。
翌朝、メグレ氏がその従業員の胸に指先でいじっている杉の木片を見つけたときは、当然驚いたことでしょうね。
従業員が最後にかけられた言葉とは?
タラップを駆け上がる彼女の背後で聞こえたのは、
「安全なよき旅を! ご多幸を! どうか、また来年来てください! 万事うまくいきますように。お待ちしています! 安全なよき旅を!」
と叫ぶ老人の声でした。
ずっと手を振って見送ってくれた老人でしたが、そのあとは崩れるように草の上に座り込み、肩を震わせていたといいます。
それを年上の老人がそばにかがみこんで、頭をなでていたのです。
鳴り続けるシベリア杉をなんとかしたかった、でも失敗に終わった…。そんな失望感で打ちひしがれていたのでしょうね。
しかし、その翌年、まさに来年には、きちんとメグレ氏がやってくるのです。
それを迎えるのは、2人の老人たちの孫娘である「アナスタシア」ですね。
まとめ
遠いシベリアのタイガに生息する杉の木、それは現在も宇宙と地球の間でエネルギーの受け渡しをしているのでしょうか。
私たちが放つことができる光のエネルギー、もちろん邪悪なエネルギーも同時に放つ可能性がありますが、それを貯蓄してくれているシベリア杉。
本当だとしたらきっとその木に触れた瞬間に何か強烈なものを感じとることができるのでしょうね。
まだまだ私たちには理解し難いことがたくさんあるように思える地球ですが、すべてが反射なのではということはわかる気がします。
鏡のように反射し、自分にはね返ってくる、そんなことを意識して過ごすことができたら、きっと邪悪なエネルギーというものは少しずつなくなっていくのかもしれませんね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。